「勝手に映画ネチズン」#309, 1999年6月4日
7月の衝撃!

孤高の映像詩人ソクーロフ発見!

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「日陽はしづかに発酵し・・・」
 ストルガツキー兄弟の「世界終末10億年」が原作だが、かなり大胆な翻案をしている。
 複雑なロシア現代史を背景に、ソクーロフ独自の世界観、終末観を漂わせる作品。広大な中央アジアの荒れ地を舞台に、大胆なカメラワークとエキゾチックな音楽が、静かな狂気とエロチシズムの世界を構築した、ソクーロフ映画の金字塔。映画評論家の石原郁子さんが、「キネマ旬報」で、その年のベストワンに選んだ秀作。
「マザー、サン」
 「母と子」をテーマにして、登場人物は、母と息子のたったの2人。母は病み、まもなく訪れる死を、息子の愛のなかで待っている。
 逝く夏を惜しむような陽射し。抱き合いながら散歩する母と息子。窓の外には小さな白い花。さいはての草原を列車が通りすぎてゆく。蒼い海に漂う白い帆船。
 ソクーロフは、生と死のはざまの人間の魂の深遠に迫る愛の世界を、言語を絶する映像美によって再現。ベルリン映画祭パノラマ部門に出品され、話題騒然となった衝撃的作品である。
「ロシアン・エレジー」
 生と死をテーマにしたドキュメンタリー。チャイコフスキーの音楽をバックに、いっさいの説明を排除して、連続的に映像が流れていく超詩的な実験作品。映画に新しい境地を切り開き、ロシアの現実を鋭くえぐりだしたソクーロフの傑作である。
「エレジー」
 世界的に知られているバリトン歌手シャリアピンの子供たちを通して、家族というものを描いた短編。「ロシアン・エレジー」と、同時上映。


サールナートホール 054-273-7450 静岡市御幸町11-14
JR静岡駅から徒歩3分/松坂屋タワーパーキング東/駐車場あり

7月17日(土)
10:30 *ロシアン・エレジー/エレジー
12:20 *ロシアン・エレジー/エレジー
14:30 ★日陽はしづかに発酵し・・
17:00 ★日陽はしづかに発酵し・・
19:45 ☆マザー、サン
7月18日(日)
11:00 ☆マザー、サン
12:30 ☆マザー、サン
14:20 *ロシアン・エレジー/エレジー
16:10 *ロシアン・エレジー/エレジー
18:20 ★日陽はしづかに発酵し・・
7月20日(火)
10:30 ★日陽はしづかに発酵し・・
13:00 ★日陽はしづかに発酵し・・
15:50 ☆マザー、サン
17:20 ☆マザー、サン
19:10 *ロシアン・エレジー/エレジー

〔前売〕1回券 1500円/3回券 3600円
〔当日〕一般 1800円/学生 1500円/シニア 1000円

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