日頃より当協会の事業活動に対し、格別のご支援とご理解を賜り、誠にありがとうございます。
令和6年度がスタートするにあたり、当協会を代表してご挨拶申し上げます。
まず初めに、本年1月1日に発生しました能登半島地震におきまして、犠牲となられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災されたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、被災直後から昼夜にわたり道路や水道、電気などのライフラインの復旧に携わっている地元建設業の方々を始め、関係機関の皆様のご尽力に敬意を表します。
さて、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に位置付けられ、以前のような社会経済活動や祭りなどの地域の活動が戻りつつある中、建設業界においては円安や不安定な世界情勢の影響による資材価格の高騰の影響や、今年4月から適用となる時間外労働時間の上限規制などによる人手不足への対応や生産性の向上が課題となってきます。
地域建設業は、災害発生時にいち早く駆けつけて住民の安心・安全を守る「地域の守り手」としての役割と共に、「地域の創り手」として継続的な社会生活基盤整備の担い手としての役割も求められています。
これら地域建設業に求められる役割を果たすべく、静岡建設業協会は令和6年度事業として、地域の基幹産業である建設業が健全で安定した経営を実現し魅力ある建設業へと変わっていくため、協会として「働き方改革」における労働条件の改善、女性を含む新たな人材の確保に向けた職場環境の整備などに必要な情報を積極的に発信していきます。
また、発注者に対しては社会資本整備の着実な推進のための安定的・持続的な事業量の確保などの要請を継続的に実施して参ります。
協会の責務である災害発生時の対応では、人出不足が進行していく中で近年激甚化する災害に対応するには会員相互が協力し合う体制が必要であります。
今後も実践的な防災訓練などを通して「この地域は我々建設業が守る」との共通認識のもと、改めて会員、関係機関との連携を深めて参ります。
今後とも、皆様方のご指導ご協力をよろしくお願い申し上げます。
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